鳩山首相、与謝野氏離党「自民党さんも大変だなあ」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は3日夕、新党立ち上げを目指す与謝野馨元財務相が離党届を提出したことについて「自民党さんも大変だなあ」と述べた。視察先の大津市内で記者団の質問に答えた。

 ぶら下がりの詳細は以下の通り。

【視察感想】

 「(後ろを振り返り、琵琶湖があるのを見て)あ、なるほどね。後ろに…」

 −−きょうの視察の感想は

 「きょうは大変いい1日。すなわち、日本がこれから、やらなければならないことを最先端でがんばっている滋賀県を拝見した。1つは幼稚園、保育園、幼保一体化に向けて国としても歩もうとしているときに、その、ある意味で難しい点を克服して実現している幼児園を視察しました。何が大事なのか、勉強しました。特に、やはり子供たちの視点に立って考えるべきだ。そのお気持ちはその通りだと思います。そして、やはり、環境といういうことを、琵琶湖を大事に環境問題を勉強していくときに、環境最先進地域だという思いを強くしました。ぜひ、この環境問題というものをある意味で滋賀県が日本をリードすると。その意気込みを感じたところでもございまして、日本も負けちゃいられないな。そんな思いになりました」

【滋賀県知事選】

 −−参院選と同時期にある滋賀県知事選だが、環境問題は嘉田由紀子知事と同じ方向性だと思うが、民主党として嘉田知事を推薦する考えはあるか

 「あの、きょうは嘉田知事にご先導いただいて、地球環境問題に対して嘉田知事、大変熱心に取り組んでおられることには敬意をもっておつきあいさせていただいた1日だったと思います。ただ、そのこととですね、選挙ということになると、嘉田知事のできるだけ政党というものに対して中立的にありたいというお気持ちと、また、民主党にとってみれば県連の考えもあるわけでありまして、今、私の方からこれ以上のことを申し上げることはご勘弁願いたい」

【与謝野・平沼新党】

 −−自民党の与謝野馨元財務相が、無所属の平沼赳夫元経済産業相と共同代表という形で新党立ち上げの運びとなった。受け止めと、閣僚経験者が飛び出すという自民党の現状の受け止めは

 「それは自民党さんも大変だなあと思いますが、これはそれぞれの政治家が政党活動をするというのは、それは一人、一人の信念の話ですから、私、今の立場からコメントすることはありません。私としては、やはりこの国を、そしてこの国の国民の命を守るという立場から、政府として専念をしていく」

【鳩山・小沢会談】

 −−この後、民主党の小沢一郎幹事長とお会いになる予定だと思うが、どういった話をされる予定か

(佐野忠克首相秘書官「やめましょう」)

 「それはこれからですから、まだお会いもしておりません」

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